青森県津軽地方の【じゃわめぐねぶた】3選!何が違うのかを解説

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青森のこれ

こんにちは 碧い森のジャワメギの筆者きみこです。

青森から私きみこの独断で”じゃわめぐ”情報や気になることをつづっています。
この記事では青森県津軽地方の【じゃわめぐねぶた】3選と八戸三社大祭と青森の夏祭りをご紹介!

夏祭りと言えば皆さんは東北三大祭りをご存じでしょうか?
宮城県の七夕祭り/秋田県の竿灯祭り/青森県のねぶた祭りですね。

青森のねぶた祭りはとってもエネルギッシュ!!
夏が短い青森では、夏祭りがギュッと濃厚に各地で行われます。

一言でねぶた祭りと言っても青森の津軽地方には大きく分けて3つのねぶた祭りが有ります。
青森市は人形型「青森ねぶた祭り」弘前市が扇形が特徴の「弘前ねぷた」
五所川原市が大型人形型の「立佞武多」です。

因みに南部では八戸市の三社大祭がねぶた祭りの時期とほぼ同じ時期に行われます。

各祭りは何が違うのか、ちょっとネイティブな津軽弁と共にお伝えします。

きみこ
きみこ

このブログ初の記事 こんな方にオススメ
・ねぶたの歴史を知りたい方
・青森ねぶたラバーさん
・青森のねぶたに参加したい方
・日常で使える津軽弁を知りたい方

びょんさん
びょんさん

ちょっと待って
その前に”じゃわめぐ”と”じゃわめぎ”はどういう意味?

きみこ
きみこ

どちらも、気持ちが高揚して体中が””ざわめく””ことです。
他にも寒気がする時にも使いますが
この”じゃわめぎ”は、気分が高揚するという意味で使っています。

では、じゃわめぐねぶた祭りをちょっとだけ深掘りしてみましょう。

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ねぶた祭りの由来

その始まりは奈良時代(710年~794年)中国より渡来した七夕祭りとされています。

ですが、色んな説があるようです。
一つは「坂上田村麻呂の伝説」もう一つは「弘前藩主初代の津軽為信による伝説」です。

まずは、征夷大将軍の坂上田村麻呂の説から…
平安時代に田村麻呂が青盛(現在:青森)の蝦夷(えみし)を征伐したとき、灯篭(ねぶたを創案)を使っておびき出して討ち取ったことが始まりとする説です。

そして、弘前初代藩主である為信(ためのぶ)説は…
為信が文禄二年(1539年)京都で大灯篭を作らせて、これが「津軽の大灯篭」となり評判となったようで、このことから始まったとされた説です。

他にはやはり「七夕まつり」の灯篭流しが変形したものと言われていますが、起源は定かではないのだそう。

古くから津軽にあった習俗、精霊送り、虫送り(お山参詣)などが一体化したものが変化をし続け人形型や扇形のねぶた、ねぷたになったと考えられます。

その他にも様々説があるようですが、上記のものは伝説に基づくもので
古くから各地で行われてきた「眠り流し」という民族行事と共通するものという考え方が一般的と思われます。

・ねぶたと歴史上の人物との関係

征夷大将軍の坂上田村麻呂さん
青森ねぶたの創案だったり、ねぶたの題材にもなる田村麻呂さん。

由来にも出てきましたが、この方が蝦夷征伐の為に使用したタイマツを灯篭にして太鼓、笛、鐘の音で蝦夷をおびき出したとされていますが…

どうやらこの方、青森には来ていない!という話。
どこから関係が始まったのでしょうね?根拠は何一つないんですって。

伝説なのね、ちょっぴり残念。
人気なんでしょうね征夷大将軍!

・”ねぶた”と”ねぷた”の呼び名の違いとは?

どちらも「ねむりながし」が語源で、7月暑い夏に襲ってくる農民の眠気覚ましや災害を追い払う行事です。この「ねむり」が転訛して“ねぶた、ねぷた”となったものと考えられます。


方言で「眠い」を「ねぶて」とか「ねぷて」というのですが、他にも「眠りかけ」を「ねぷりかげ」と言います。
このように言い方の違いでしかないのですが、青森は“ねぶた”で弘前と五所川原は”ねぷた“となったようです。

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青森県津軽地方の【じゃわめぐねぶた】3選

特徴として代表的なのは、ねぶた・ねぷたの形と掛け声です。
昔は担ぎねぶたが殆どでした。今も、小さなねぶたの担ぎねぶたを制作しているところもあります。

青森県津軽地方の【じゃわめぐねぶた】3選の違いとは何でしょうか?解説していきます。

・青森ねぶた

青森ねぶた祭り 青森市新町通りにて撮影
新町通りにて撮影

形は立体的な人形灯篭、山車型「動のねぶた」
横幅9m、高さ5m、奥行7mの大きさで青森は戦いを終えた凱旋ねぶたと言われます。
掛け声は「ラッセラーラッセラー ラッセラッセラッセラー」で跳人は乱舞します。

ねぶた衣装の正装であれば、どなたでも参加可能です。(2022年現在はWeb予約が必要)
開催期間は毎年8月2日~7日まで
最終日は花火と受賞したねぶたの海上運航の共演があります。

ねぶたの運行は新町通から国道に抜け、ホテル青森のある橋本から新町通へと戻ります。

比較的、道幅の狭い新町通ではド迫力のねぶたをお囃子のリズムと共に間近に感じられますよ。

国道では広さを存分に使いアグレッシブなねぶたを見ることが出来ますので、お好みで観覧する場所を決めて下さいね。

・弘前ねぷた

弘前ねぷた 弘前市土手町にて撮影
土手町にて撮影

形は扇形灯篭、山車型「静のねぷた」
高さ7mから9m位で弘前はこれから戦いに出る出陣ねぷたと言われます。
掛け声は「ヤーヤドー ヤーヤドー」金魚ねぶたを持って周囲を照らすように練り歩きます。

殆どが市内各地区団体の扇ねぷたです。
開催期間は毎年8月1日~7日まで

弘前ねぷたは、扇形に三国志などの題材が描かれていて、見送り絵は美人画が多く前後での絵の違いも見どころ。
運航ルートも普段は一方通行で道幅が狭い土手町を弘前城外堀から弘前駅方面へ運行ます。
荒々しい青森の人形ねぶたと違い、城下町をほんのり照らすような趣があります。

・五所川原立佞武多

五所川原立佞武多 五所川原市JR駅前にて撮影
五所川原駅前にて撮影

形は立体的な大型人形灯篭、山車型 
横幅8m、高さ22m(ビル7階に相当する)
掛け声は「ヤッテマレー ヤッテマレー」で、ねぷた周りでは跳人が乱舞します。

毎年新しいねぷたが1基ずつ出陣します。
開催期間は毎年8月4日~8日まで

弘前ねぷたとも全然違った、また青森ねぶたと違いド迫力の大きさと荒々しい掛け声。
高さがあるので、運行ルート沿いの建物の二階や屋上から観られると全貌が見れます。

低い位置からだと、いかんせん高いねぶたなので首を痛める覚悟で見に来て下さいね。

この3つのねぶた祭りのほかに比較的大きなものとしては黒石ねぷた7月30日から8月5日まで
平川ねぷたが8月2日、3日に行われています。

中でも、平川のねぷたは高さ12m、幅9.2m、重さ約6tの日本一大きな扇形ねぷたもあります。
展示館が市役所そばにあるので、ぜひみていただきたい!

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開催状況は?

2022年のねぶた祭り、三社大祭

2022年は青森市、弘前市、五所川原市 開催予定です。
例年8月1日~8月7日までの間に順次開催されます。

また、平川市、黒石市でも開催予定です。

八戸市の三社大祭は早々に開催中止となりました。
来年は開催されることを願います。

三社大祭はユネスコ無形文化遺産です。
山車の人形がとてもきれいで見ごたえがあるんですよ。
八戸駅前併設のユートリーに飾られてあり、2階からその全貌が観られます。

八戸三社大祭HP内より
引用元:https://visithachinohe.com/stories/sannshataisai_schedule/

・新型コロナの影響は…

新型コロナの感染状況により、中止になる場合も考えられます。
詳しくは各地ねぶた実行委員会のHP等を参考になさって下さいね。
コースの変更や、開催状況がわかります。

青森ねぶた「青森ねぶた祭実行委員会」
弘前ねぷた「弘前コンベンション協会」
五所川原立佞武多「五所川原立佞武多公式HP」
八戸市三社大祭「VISIT HACHINOHE」

2023年のねぶた祭り、三社大祭 開催は?

2023年は青森市は開催予定です。
例年8月1日前夜祭~8月7日までの間に順次開催されます。

青森ねぶたは跳人の自由参加が決まりましたぜひ正装でかっこよく決めて参加して下さいね。

また、比較的大きい祭りでは平川市、黒石市でもねぷた祭りが
弘前市、五所川原市はこれから発表となると思いますので、わかり次第掲載したいと思います。

他にも、青森県内では小規模ではありますがねぶた祭りが開催されている地域もあります。
むつ市では、子供ねぶた等が7月末の土曜日、日曜日に市街地で行われます。

八戸市の三社大祭は毎年7月31日の前夜祭から8月4日までの期間開催。
2023年の開催はまだ発表になっていません。

ねぶたと違い雅な三社大祭は神社行列と、豪華絢爛な山車の競演が観られます。
前夜祭はすごい賑わいで、本八戸の駅からも歩いて行けるので三社大祭の熱気を感じて頂きたい。

三社大祭と言えば、長者山新羅神社が有名です。こちらもどうぞ↓

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まとめ

青森県津軽地方の【じゃわめぐねぶた】3選!何が違うのか

・ねぶた祭りの由来
・青森のねぶた3選のと何が違うのか
・2023年のねぶた祭りの開催状況は?
・日常使いができる津軽弁「じゃわめぎ」「ねぷて」他… を解説しました。

青森は雪深いところなので、春を迎える喜びと夏になり祭りの時期は居ても立っても居られない
“じゃわめぎ”が始まるわけです。

お囃子の練習がどこからともなく聞こえてくると、もぉ青森県民はお祭りが待ち遠しくてたまらないのです。

各地のねぶた祭りは開催が少しずつ違いますので「ねぶた祭りのはしご」も出来ますね。
この夏は8月のエネルギッシュ青森のねぶた祭りを感じてみませんか。

きみこ
きみこ

ねぶた祭りぜひ観にこいへぇ(観に来てね)

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、お会いしましょう。

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